天聖経 真の父母様の祈祷
第九章 家庭教会と氏族メシヤ 一 家庭教会の勝利的な日を成せるようにして下さい
今から三十年前、二十代で天を助けようと身もだえした、その時が思い出されます。志を立てようと、激しい波風の前に私が決心し進み出た、曲折で綴られた涙と血と汗のにおいがしみた事情が、パノラマのようになっております。この民族と国を、あなたのみ旨の前に立てるために最後の条件を立てて、天に対して反対した彼らの前に、あの末端の一人として踏まれながらも耐えてまいりました。国の恩讐、民族の恩讐のように扱われながらも、深い事情の心情を抱えながら耐えに耐えました。あなたが生きていらっしゃるがゆえに、滅ぶべき場においても滅ばないよう、あなたのみ手が添えられたことを、お父様感謝せざるを得ないのでございます。日が沈む前にみ旨を必ず成して、あなたのみ前にお捧げしていかなければならないと、必勝の路程を決意し、峠の道を歩んでおります。お父様、このような忘れられない歴史的な事情を思うとき、文某を避ける、その心情的立場に立ったサタンの本音をすべてご存知であることを知っております。あなたが行かれる道を私も行かなければならず、私が行く道は真の父母が行く道であり、この道を行かなければ、人類は滅びることをよく知っております。お父様、この者たちの家庭教会の向う歩みは、たとえ環境は制限されていたとしても、涙の交差路が絡まった道を歩んでおります。家と家がお互いに、同じ心情に通ずる家庭教会を編成するために、前進しなければならない涙の道がいまだ残っております。今まで共にあったあなたのみ手が、共にあることを知っております。ですから、困難な環境にぶつかったことを克服できると知っておりますので、愛のお父様、共にいてください。 (一九六〇・一〇・一九)