（夫の証）
　私たち夫妻は昨年６月に徳野会長ご夫妻主礼のもと祝福式を受けることができました。その時の徳野会長様のお話の中でパスポートのビザのお話がとても印象に残り、これを目標に夫婦で努力してまいりました。
　はじめに私の家族構成は夫婦と母、長男、長女、次男、の６人家族です。自分たち夫婦は家族のために一生懸命やってきましたが、今思うと一家団欒もなく、バラバラであり,それさえも気づかなかったと思います。また、私においては自分の母親が認知症であり、その介護をしてくれている妻と、子育てを通して子供たちの心を傷付けてしまったことを気づかずにいました。
　そんな日々を過ごしている時、昨年６月に妻から突然にカップルセミナーに誘われました。その時自分は「私たち夫婦は仲がいいので必要無いじゃないか」と一度は断りました。しかし妻が何度も何度もお願いしてくるので、まあ、妻とは一度くらいとお茶感覚で行くことにしました。そして、セミナーに行き、夫婦のあり方、家庭のあり方の話を聞き、非常に心を打たれました。また、感動し、自分の家族を見直すことが必要なんだな、と感じました。ここに巡り合えてよかったと思いました。
　そこで、認知症の母に対しての接し方がわからなかったのでこれを相談しました。アドバイスとして母に対して親のような兄弟のような愛情を持って接してあげたらいいんじゃないとアドバイスしてもらいました。そして、それを実行したところ、母との会話の負担を感じなくなり、母のケアも増えて癒されている感じがしました。今までに無い親子の安らぎを感じました。
　また、もうひとつの課題として子供が反発してくることを相談したところ、親としての愛情が足りなかったことを謝るところから始めたらいいんじゃないとご指導を受けました。そして、実践した結果、県外に行っていた子どもが帰ってきてくれて、現在一緒に生活ができ、安心なのでとてもよかったと思います。
　しかし、数回セミナーに通ううちに「ここはなんなんだろう？無料でこんな私たち家族のために問題を聞いてくれて、アドバイスまでしてくれて、ありがたい反面、不安になりました。そして妻に、ここはなんなの？と尋ねました。そしてインターネットで調べてみました。すると、悪いことがほとんどでした。そして、このことを妻にも教えてなんとかしようと聞いてもらいましたが、聞き入れてもらえず、毎日夜中の３時過ぎぐらいまで話し合い、けんかをしておりました。しかし、妻の決意は固く、曲がらなかったので、この妻を信じて行ってみようと思いました。その結果といいますとなんといっても今夫婦が同等で同じ目線でいられてますます仲良く協力し、時にはけんかもいたしますが、以前よりも確かに夫婦になれていて、今家族が一緒にいるっていいもんだなと感じられるようになりました。そしてまた、私たちがこのように思えることができますのは、妻がここに導かれたこと、そのきっかけは母のこと、また長女が生まれたことと感謝いたします。